転写プレート Poropare(TM)を用いた受託解析サービスを開始します
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転写プレート Poropare(TM)を用いた受託解析サービスを開始します

この度株式会社プレッパーズでは、転写プレート PoropareTM(浜松ホトニクス社製)を用いた受託分析サービスを開始します。

転写プレート PoropareTMとは?

PoropareTMは、浜松ホトニクス社独自のガラス成形技術と成膜技術を用いて開発された、質量分析イメージング(MSI)における前処理をサポートする転写プレートです。

従来必要だった「切片作成」「マトリックス塗布」のような専門的な機器・スキルを必要とせず、分析対象を本製品に転写するだけの簡単なプロセスで、測定を進めることができます。

PoropareTMの2つの特長

①新開発のガラス多孔体と独自のイオン化支援層を採用

新たに開発されたガラス多孔体は、剛性・平坦性・吸水性など、転写を安定に実現するための要件を数多く満たしています。

一般にイオン化支援層はデリケートであり、転写によってその機能を失う恐れがあります。

それに対し本製品は、このガラス多孔体の有効面に独自のイオン化支援層を高精度に形成することで、転写に耐えうる前処理アイテムとして実現しました。

②簡便な前処理で質量分析イメージングを実現

従来の前処理では、試料を凍らせて数十μmの厚さにスライス(薄切)した後に、マトリックスを均一に塗布するという流れが一般的でした。

本製品を用いた転写の場合は、測定したいサンプルを有効面上に付着させるだけで前処理が完了します。そのため、薄切が難しいサンプルでも測定対象とすることができます。

さらに、マトリックス塗布を含めた手間が少ない分、前処理時のゆらぎが原理的に低減されます。

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当社では大学発ベンチャーとして、このような最新機器を積極的に導入し、より高効率・高品質な質量分析サービスをご提供するとともに、医療・科学の発展に寄与すべく努めてまいります。

質量分析の委託・コンサルティングの相談は、株式会社プレッパーズまでお気軽にお問い合わせください。

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